農業の最近のブログ記事

先日、書店で手に取ったのが安部龍太郎の「等伯」でした。
数年前に日経新聞にも掲載されていた時にも読んでましたが、文庫本で出ていることをらず、久々に改めて読んでみようと買ってみました。

51e3thlGnaL._SX339_BO1,204,203,200_.jpgのサムネール画像51izk24BGML._SX340_BO1,204,203,200_.jpgのサムネール画像

昔は美術館とは無縁と思っていた私が、以前に東京国立博物館で長谷川等伯没後400の企画で代表作である「松林図屏風」を観たときの衝撃は今でも覚えています。黒の濃淡のみ表現する水墨画の繊細さと力強さにこの絵に対する等伯の魂のようなもを感じました。

 そんな記憶もあり、今改めて読んでみるとやはり読みごたえがあって、かなり面白いです。上巻、下巻ともあっという間に読んでしまいました。
世に名だたる芸術家は才能こそ全て(等伯も例外ではない)と思ってましたが、彼を取り巻く時代背景や人脈、何よりもほとばしる情熱に裏打ちされて作品が世に認められていく様は才能だけでは大成できなかったものだと思います。

 戦国時代の歴史小説がお好きな方にも十分楽しめる内容になっていると思います。これから、我々の業界は繁忙期に入りますが、忙しく心に余裕がなくなりがちなこういうときこそ読書で心のリフレッシュをしたいと思います。

(塚本)